【築地】と言えば、築地本願寺!

築地界隈

【築地】と言えば、真っ先に思い浮かぶものとしては、

市場、魚介類、海鮮が美味しい飲食店

こんな感じでしょうか。
もちろん、それらが築地のイメージの主流なのですが、築地にはそれ以外のものも沢山あります

築地のシンボルと言えば、

築地本願寺

都心とは思えないゆったりとした敷地に、ドドーンと建つ本堂は圧巻です。建築面積は3149.4平米もあります。

築地本願寺は「築地」という名称の由来にもなっているお寺です。
築地本願寺は元々、今の日本橋横山町に西本願寺の別院として建立されましたが、1617年の明暦の大火で消失、現在の場所を江戸幕府に与えられました。
但し、当時は海。
そこで、佃島の衆が埋め立てて(地を築いて)、出来た土地に建てられたのが築地本願寺なのです。

築地本願寺の魅力

<span class="fz-12px">マグロおじさん</span>
マグロおじさん

築地本願寺の魅力をお伝えします。

建築様式

築地本願寺外観

築地本願寺を訪れた方は、日本のお寺の一般的な外観とは異なる雰囲気の外観に驚くのではないでしょうか?

ここは外国なのか? と。

築地本願寺の正式名は「浄土真宗本願寺派 築地本願寺」といい、京都の西本願寺直轄の寺院。400年ほどの歴史がある立派な日本のお寺です!

では、何故オリエンタルな本堂なのか

現在の本堂は、1934年の竣工しました(1923年に関東大震災の火災により旧本堂が消失)。
設計者は伊東忠太という方で、平安神宮や弥彦神社、都内なら湯島聖堂などを設計した大建築家です。

伊東忠太さんが築地本願寺の設計に携わったきっかけは、西本願寺の第22代法主・大谷光瑞さんとの出会いであります。
伊東忠太さんは若かりし頃、建築学研究のためシルクロード(中国、インド、トルコ)を旅をしていました。
それと同時期に仏教の源流を探る為、探検隊を結成・自ら赴いていた大谷光瑞さんと出逢い、意気投合した事が後の築地本願寺設計に繋がっていったのです。

シルクロードの縁で得た設計の話。
そんな事もあり「仏教はインド発祥。であるなら、建物もインド等アジアの古代仏教建築で」というコンセプトのもと建てられたという訳であります。

本堂入口にはステンドグラス、内部には大きなパイプオルガンなど、日本人のお寺のイメージからはかけ離れた造りに興味をそそられること間違いないです。

トップ写真のこの獅子は、「カルラ」といい、インドの空想上の動物です。

狛犬みたいな存在で、築地本願寺の本堂階段の脇に鎮座しています。

カルラ

様々なイベント

お寺にイベントという言葉は似つかわしくないかもしれませんが、築地本願寺は様々な取り組みをしていて、まさに訪れて楽しいお寺です!

築地本願寺カフェ Tsumugi
人気メニュー「18品の朝ごはん」がインスタ映えするとの事で話題の、築地本願寺内にあるカフェ。
「18品の朝ごはん」は、お粥とおみそ汁+16品の小鉢がついたメニューです。
18の由来は、阿弥陀仏が菩薩だった頃、48の願いを建てられ、その18番目の願い「本当に安心できる世界に、いのちあるものすべてを平等に生まれさせたい」を阿弥陀仏の根本の願い=本願(ほんがん)として大切にしたい思いから来ているそうです。

<span class="fz-12px">マグロおじさん</span>
マグロおじさん

マグロおじさんは、おじさんなのでカフェとは縁遠く、食べたことがありませんが、ずっと気になっています。
写真は築地本願寺のHPのこちらから。

■パイプオルガンコンサート
まさかお寺でパイプオルガン?
毎月最終の金曜日の昼に行われる、法話付きのコンサートです。
予約、料金不要で、ふらっと気軽に参加できます。厳かなパイプオルガンの音色を聴くと、心が洗われます。
(2020年現在、コロナの影響で中止中)。

■納涼盆踊り大会
毎年、7月末~8月初め頃に開催される大盆踊り大会です。
こんな都心でまさかのBONODORI!
築地グルメの屋台も登場して、地元の方から会社勤めの方まで盛り上がります。

納涼盆踊り大会

その他、学びの講座があったり、宿泊できたり、本屋があったり、ライトアップしていたりと、お参り以外の楽しみ方がたくさん。築地本願寺は、外観のインパクトに負けないほど、中身も充実しています。

築地を訪れる機会がありましたら、市場に加え、是非築地本願寺に足を延ばしてみてください。

築地本願寺データ

築地本願寺

東京メトロ 
日比谷線「築地」駅 出口1直結
東京メトロ 
有楽町線「新富町」駅 出口4より徒歩約5分
都営地下鉄 
浅草線「東銀座」駅 出口5より徒歩約5分
都営地下鉄 
大江戸線「築地市場」駅 出口A1より徒歩約5分

  

この記事を書いた人
マグロおじさん

築地生まれのマグロおじさん。
食べる事が大好きな利き酒師です。
祖父が築地の仲買人、父が市場内の割烹店主、マグロおじさんも築地の割烹店主(閉店)で、幼少から魚貝を山のように食べて育ちました。
詳しくはこちら

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