知ってる?日本酒の基礎知識

日本酒
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マグロおじさん

このブログを読んでいらっしゃる方は、日本酒について詳しい方だと思いますので、基礎知識の記事など必要ないかもしれませんが・・・(;^_^A

記事をアップしてみました(`・ω・´)キリッ

国内の酒造メーカーの数

2013年に≪和食≫がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本酒も世界的に注目を浴びるようになりました。
実際、清酒(※参照)の輸出量も2013年から徐々に増えていて、2019年の輸出総額は約234億円(前年比5.3%増)と過去最高でした。

しかし!国内に目を向けると、清酒酒造免許数はどんどん減ってきています。

1970年:3533場

2008年:1807場

2018年:1580場 ( ゚ ω ゚ ) ! !1970年の半分以下

清酒の消費量は、成人ひとりあたり2008年6.1リットル⇒2018年4.7リットルと減っています。
清酒に限らずお酒を飲む人(量)が減っていて、アルコールの市場自体が縮小傾向なのは皆さんも感じているところかと思います。

※清酒=日本酒です。日本酒と言う名称は、正確には清酒やみりんなどを含めた酒の総称。データの説明では清酒と呼ぶのが正確なため、上記では清酒と書いています。

この数字から、国内の消費量の減少・後継者不足などを理由に廃業してしまう蔵元さんが数多くいる事が分かりますが、頑張っている蔵元さんも多くいらっしゃいます。

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マグロおじさん

日本酒は日本の文化!マグロおじさんも素晴らしい日本酒をこのブログで色々紹介出来たらと思っています。

参照:国税庁「酒のしおり(令和2年3月)」

因みに、酒蔵が多い県ランキング
①新潟県 ②長野県 ③兵庫県
となります。

日本酒の種類

日本酒には様々な製法・名称があり、ラベルにそれらの情報が記載されています。
ラベルには他にも原材料や出荷時期(任意)などの記載があり、それによってどんな日本酒なのかが分かります。

特定名称について

特定名称は大きく分けて3種類(吟醸酒、純米酒、本醸造酒)あり、それぞれの基準を満たした清酒にその名称を表示することができます。

特定名称は、原料・精米歩合・こうじ米使用割合などにより8種類に分かれます。

特定名称精米歩合こうじ米
使用割合
大吟醸酒50%以下15%以上
吟醸酒60%以下15%以上
本醸造酒70%以下15%以上
特別本醸造酒60%以下又は
特別な製造方法
15%以上
上記表:原料が「米、米こうじ、 醸造アルコール」
特定名称精米歩合こうじ米
使用割合
純米大吟醸酒50%以下15%以上
純米吟醸酒60%以下15%以上
特別純米酒60%以下又は
特別な製造方法
15%以上
純米酒指定なし15%以上
上記表:原料が「米、米こうじ」

精米歩合が低いほど、玄米の状態から表面を削る部分が多くなり、味わいはすっきりします。

製法について

日本酒が出来るまでには様々な工程があり、その工程の製法を変える事で、違った味を出しています。

例えば、
「生酒」は、加熱処理を行っていない日本酒でフレッシュな味わいが特徴
「山廃」は、山卸(米を擂り潰す手作業)を廃止した日本酒でしっかりした味わいが特徴
「無濾過」は、濾過を行っていない日本酒で色は黄色ががっていてずっしりとした味わいが特徴

など、製法の違いで味に特徴がでます。

もろみ造りのイラスト(日本酒)

他にも、【出荷時期】や【もろみの搾りのタイミング】により味わいも異なります
例えば、
「しぼりたて」「初しぼり」は、火入れをせず12月~1月に出荷する日本酒でみずみずしい味わい
「ひやおろし」は、一度火入れをして秋に出荷する日本酒(9月出荷は夏越し酒、10月出荷は秋出し一番酒、11月出荷は晩秋旨酒)でまろやかな味わい
「あらばしり」は、搾りの最初、加圧せずに出てくる日本酒で、微発泡
「責め」は、最後に圧力をかけて絞った日本酒で、濃厚な味わい
という風に名称がついていて、味の予想もつくのです。

日本酒は様々な製造工程を経て出来るお酒で、蔵元さんの酒造技術の特徴により味わいも変わります。様々な蔵元さんの日本酒を飲み比べ、日本酒の奥深さを知りたいですね。

この記事を書いた人
マグロおじさん

築地生まれのマグロおじさん。
食べる事が大好きな利き酒師です。
祖父が築地の仲買人、父が市場内の割烹店主、マグロおじさんも築地の割烹店主(閉店)で、幼少から魚貝を山のように食べて育ちました。
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